【高齢者の自己破産】減収及び自身の脳梗塞による就労不能が原因で返済不能になった事例
依頼者:60代男性
債権者:2社
債務総額:約60万円
借入の原因:生活費
<相談前>
相談者は高齢であるものの,仕事はできているため,衣食住を賄えるだけの収入はありました。
何度か生活費の補填の為に借入をしましたが返済に窮することはありませんでした。
しかし,不況の為手取り給与が減額されてしまい,さらには脳梗塞に罹患し,半月ほど入院する事態となりました,さらには,仕事中に大やけど,自転車に乗っている際に交通事故でけがをすることになり,何度も入通院を余儀なくされました。妻もパート収入で家計を支えてくれていましたが,妻も大けがをしてしまい,パートができなくなりました。
収入が途絶え,借金だけが残りました。途方に暮れ,前島綜合法律事務所に相談に行きました。
<相談後>
借金額としては比較的少ない金額でしたが,高齢であることや,今後の収入からして返済することは不可能と判断。破産申立として受任しました。
債権調査の後,すぐに破産申立。裁判所にも上記の事情を酌んでいただき,無事免責が認められました。
<弁護士からのコメント>
本件は債権額(借金の額)が少なかったため,破産申立に適するかどうか,という案件でしたが,裁判所に事情を事細かに説明したことで,裁判所にも納得いただけたケースだと思います。
借金で多大なストレスを抱えられている方もいらっしゃることと思います。まずは弁護士にお話ししてみてはいかがでしょうか。