老人ホームで暮らす叔母への借金の取り立てで、成年後見を申立て自己破産した事例
相談前
■ご依頼者 : 親族 破産の申立ては別人
■貸金企業との取引 : 1社
■負債総額 : 200万円
■月収 : 年金22万(2ヶ月毎)
■資産 : なし
親族の方からのご連絡でした。
突然自宅に借金の取り立ての電話がかかってきてきました。
話を聞いたところ、現在老人ホームで暮らしている叔母が消費者金融1社から130万円ほど借りていることがわかりました。
現在、叔母は認知症を患っており、正常な対応ができなかったため、 自身が叔母の代わりに対応をしていたが、
今後の対応に困ってしまい、弁護士法人前島綜合法律事務所に相談へ行きました。
相談後
弁護士が依頼者から話を聞いたところ、老人ホームにいる叔母は生活保護を受けていたので、返済能力がないと判断し、自己破産の提案をさせていただきました。
しかし、叔母が認知症だったため、自己破産の申立てをするためには
依頼者に成年後見の申立てを対応してもらう必要がありました。
依頼者も必要な手続きだと理解して、成年後見の申立てをするための手続きを開始し、後見人を事務所の弁護士になってもらい、その後、後見人から破産手続きを行いました。
弁護士が後見人として対応した結果、スムーズに自己破産の手続きを終えることができました。
弁護士からのコメント
認知症を患っている方が借金を抱えてしまい、当人が老人ホームで余生を過ごしているケースが増えています。そのため、借金返済について親族が困ってしまうケースに発展しています。認知症の場合、「意思能力がない」と判断され、本人が自己破産できないケースがございます。解決方法としては、今回のケースのように、専門家である弁護士が後見人になることで自己破産の手続きがスムーズに進むと考えます。
親族の借金問題に付随した成年後見人の申立てに関しては、経験と実績のある弁護士事務所へのご相談をお勧めしております。